■2005年8月15日
【e聖書メルマガ】2005年8月15日号
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みなさん、こんにちは。島田真澄です。 「私は戦争が残した傷跡です」。盲目の歌手新垣勉さんは、戦争のため沖縄に駐留していたメキシコ系アメリカ兵の父と沖縄の母の間に生まれました。しかし、生後すぐ助産婦のミスで、家畜を洗う劇薬を点眼され失明します。一歳の時、両親は離婚し父は帰国、母は彼を祖母に預けて再婚するのです。物心ついて初めて出生の秘密を知って、彼は父を憎み、母を恨むようになります。「父も母も殺して、自分も死にたい」。
そのような時、賛美歌に惹かれ教会に通い始めるのです。そして、彼の心の叫びを聴いてくれるひとりの牧師に出会い、救われます。クリスチャンとなった彼は、牧師の道と歌手の道を歩み始め、やがて父と母をゆるすことができるようになります。声は父からの贈り物、いのちは母からの贈り物、気持ちは憎しみ、恨みからゆるし、感謝へと変わるのです。「神さまは私から光を奪われましたが、声をプレゼントして下さいました」。
「憎しみからは何も生まれない。それまでの自分をすべて受け入れたとき、初めて道は開けるのです」。新垣さんは両親、自分の人生、あるいは運命を憎む思いから解放されたとき、初めて彼らしい個性的ないのちの輝きを取り戻したのです。ほかの誰とも違う彼だけの歌を歌い、いのちを謳歌し、神を賛美したのです。苦しみや悲しみによって私たちの個性は磨かれます。そして、ひとりひとりがその人らしいその人だけの輝きを放つのです。ひとりひとりの個性は、世界にたったひとつだけの特別なダイヤモンドなのです。
「人と比べるのではなく、自分だけの輝きを放って欲しい。・・・あなただけのオンリーワンの人生を! 」。新垣勉さんからのメッセージです。(島田真澄)
[苦難を乗り越えて生きる10・闘うのでも逃げるのでもない第3の選択] こんにちは、通信講座教師担当の柴田義です。 苦難に直面した時、私たちの多くは、それに立ち向かおうとするか逃げようとするかすると思います。ある理学博士が面白いことを述べていました。「闘争も逃走もどちらも"トウソウ"と発音する、これは身体的に見ると同じことなんです」といって、闘うにしても逃げるにしても人間にとっては、生理学的にどちらも強いストレス状態であるという説明をしておられました。仮に闘争して勝ったり、逃走して逃げ仰せたとしても、体はちゃんと覚えていて、いつまた同じようなことが起こらないかと、いつも緊張状態に置かれるのだそうです。
そういうわけで、何かに対して恐れを抱いている人は、たえず体のどこかが緊張しているので、肩こりになったり、腰痛があったり、頭痛持ちだったりするのだそうです。ちなみに、体の緊張が表している心理状態にはだいたい次のような感じなのだそうです。例えば眉間にしわがよる人は潜在的な敵意を持っている人、腰痛は現実から逃げたいという思いの現れ、肩こりは闘争心、ねこ背は消極的思考やコンプレックス、不眠症は恐れや不満、喉の変調は自己表現ができないことへのストレスなど。
つまり、自分が「被害者」だと思い込んでいる人は、常に体が"トウソウ"状態にあって、強いストレスを感じています。それでちょっとしたネガティブな体験も「苦難」と認知されてしまうのです。
さて、このような苦難に対して、闘うのでも逃げるのでもない第3の選択をすることができます。それは「赦す」ということです。赦すとは完全にリラックスしている状態です。このリラックス度が、本当に赦しているかどうかを知る手かがりになります。 キリストは何度も「赦しなさい」と言われました。それは赦すことが、単に徳を積むということ以上に、自分をあらゆる苦難やストレスから解放してくれる最良の方法であるからです。
「互いに忍び合い、責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。主があなたがたを赦してくださったように、あなたがたも同じようにしなさい。これらすべてに加えて、愛を身に着けなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。(コロサイ3:13-14)」
もしあなたが「被害者」であることをやめ、自分も相手も赦すならば、今まで「苦難」だと思い込んでいたものは、すべて幻想であったことに気がつくでしょう。苦難などは最初からどこにもなく、あるのは神の恵みの体験のみです。(終)(柴田 義)
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