■2022年11月30日
e聖書メールマガジン (11/30)
e聖書ネット メールマガジン (2022.11.30)
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《聖書の言葉》 私たちは十字架につけられたキリストを宣べ伝えます。すなわち、ユダヤ人にはつまずかせるもの、異邦人には愚かなものですが、ユダヤ人であろうがギリシア人であろうが、召された者には、神の力、神の知恵であるキリストを宣べ伝えているのです。(コリントの信徒への手紙一1章23-24節)
十字架刑は、当時のローマ帝国の極刑でした。また、ユダヤ人にとっては、神にのろわれたことを意味していました。ですから、「十字架につけられたキリスト」は、「愚かなもの」であり「つまずかせるもの」でした。
キリストが十字架で死なれたのは、私たちの罪のためでした。そのための死を完全に成し遂げられたキリストを、神さまは復活させられました。(同15章3-4節参照) このキリストにより、神さまは私たちの罪を赦してくださいます。ですから、「神の力、神の知恵であるキリスト」なのです。
人は、復活した「十字架につけられたキリスト」に出会って、自分の罪の赦しの事実を知ります。そして、神さまの恵みによって、新たな自分として存在し、生かされていきます。(同15章5-10節参照)
今でも「十字架につけられたキリスト」は、愚かなもの、つまずかせるもののように見られることが多いかもしれません。しかし、このキリストが、今も変わることなく「神の力、神の知恵であるキリスト」なのです。
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[編集後記]
コスパはコストパフォーマンスのことですが、近ごろタイパという言葉も使われるそうです。 タイムパフォーマンスの略で、費やした時間に対する効果のことです。 時間を有効に使おうとか、時間を節約しようということでしょうから、昔から意識されてきたことではあると思います。
時間には、時間をかけることで有意義に使える時間もあります。 たとえば長い時間をかけて築く人間関係です。 神さまとの関係も同じだと思います。
意味がないと思える時間が、実は大切だということもあります。 対話の途中で訪れる沈黙の時間や、ちょっとした間合いなどです。
時間とは不思議なものだなあと思います。
(yn)
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